「無垢の木でリノベーション~ライフサイクルに合う心地よい空間を~」(2016年1月30日)

セミナー 2016.1.30

1月30日(土)、京(みやこ)安心すまいセンターとのタイアップセミナーを京都・嵐山 小倉百人一首殿堂 時雨殿 大広間にて行いました。京安心すまいセンターさんとのタイアップ事業は初めての試みで、会場も渡月橋からほど近い桂川(大堰川)に面した風情のある場所でした。
時雨殿   窓の外の風景
広間は畳座でいつもとは少し異なる雰囲気の中、まず初めに、無垢の木の特徴や良さについてお話ししました。木に興味を持っていただくために6種類の板をお渡して「木の名前当てクイズ」を行いましたが、皆さん熱心に取り組んでくださいました。
その後、無垢の木のリノベーション事例として実例3例をそれぞれ担当しましたもく(木)の会メンバーからお話しさせて頂きました。1例目は「子育て期のためのリノベーション」として築38年の木造2階建を(耐震改修含む)、2例目は「子育てをへて終の棲家」として築30年のマンションを(断熱・防音改修含む)、そして3例目は「シニアカップルがより味わい深く過ごす場」として築70年の茅葺き屋根の民家をリノベーションした事例を紹介しました。世代も目的も違いますが、今あるものを大切に活かしながら住まいとしての性能をアップし、これからの自分たちの暮らしに合う形にリノベーションされた無垢の木の住まいです。

木の名前当てクイズ セミナー風景

後半は、和室の天井仕上げに使用される網代の材料であるカナバ(杉を薄くスライスしたもの)を使ってランチョマットやコースターを作るワークョップを行いました。それぞれ個性豊かな作品が仕上がりました。季節柄、千代紙で折った雛を参加して頂いた皆さんにお土産にお渡ししました。カナバで作ったマットに載せるととても映えました。 京都でのセミナーは初めてでしたが、参加された方も熱心にお聞き下さり、それぞれが思い思いの質問をスタッフに投げかけられ、有意義な時間を過ごすことができました。

かなばの作品1      お雛様2