もく(木)の会がNPO法人として新たに出発 

シックハウスのことが問題になりはじめた1999年に、もっと健康的な住まいづくりをしたい、健やかに暮らせる住空間を提供したいと、「健康住宅を考える女性建築士ネットワーク・もく(木)の会」を発足しました。

2003年10月には、会としての体制を整えるために「有限責任中間法人」になり、2007年5月、他のグループとの交流を深め、会の活動を発展させるために、「NPO法人」になりました。 私たちは無垢の木が醸しだす心地よさを住まいに生かすために、国産材を使った家づくりを提案し実践しています。

しかし、まだまだ課題も多く、木材の乾燥・コスト・施工方法・完成後の住まい方やメンテナンスなど自分たちが取り組んでいかなければならないことはたくさんあります。

また、シックハウスの問題については、2003年に建築基準法が改正され、使用薬剤等の規制が加わりましたが、現実には今も健康被害で苦しんでいる人がたくさんいます。このような状況の中で私たちが健康住宅を目指すということは、自分たちの感性を磨き、それをもの選びにいかに生かすかが求められていると痛感しています。

さらに、山の見学や伐採体験などを通して、日本の山の生態、山と川、山と海とのつながりを考え、子どもたちに豊かな自然を残したいと考えています。

これからもよろしくお願いいたします。