「懐風館高校出前授業」(12月6日) 

ワークショップ 2016.12.6

12月6日(火)、大阪府立懐風館高校で出前授業を行いました。

まず初めに、パワーポイントを使って、本物の「木」や構造の話を含めた「木の家」について学びました。

その後、紙芝居を使って、日本の山の「木」を使う事の意味や地球温暖化との関係などについてお話ししま
した。

講義風景

座学が終わると、ミニチュアハウスの組立です。この日は、自分達で考え、部材の場所を探して組み立ててほしいとの思いから、生徒さん達には、図面(伏せ図・軸組図)を配り、最初に材料の住所である「通り」について説明し、工事を取り仕切る棟梁を決め、進めました。始めは少し戸惑っていた生徒さん達も「座学」とは違う「目の輝き」を見せ始め、要領良く、部材を組み立てることができました。

いつも感じますが、体を使って学ぶことは、年齢を問わずとても大切な学びの方法であるという事です。
ハンマーで叩くときの真剣な顔は小学生と何ら変わりません。

ミニチュアハウス組み立て
完成すると、中に入って杉の床の風合いを確かめてもらいました。流石に体は大人と変わらないので、みん
なが入るとギュウギュウ詰めですが、その表情は自分たちで完成させた充実感ともしかすると初めて触る無
垢の杉に気持ち良さそうでした。

数日後、彼らのアンケートを読ませて頂きました。
「釘を使わずに木の家をたてれるってすごいなあ。」「できれば自分の家を日本の木で建てたい。」 などと書いてくれました。少しでも「無垢の木の家の良さ」を知ってもらえたなら嬉しいです。