防音に配慮し、木にこだわったマンションリフォーム

リビングダイニングよりキッチンを望む

築32年のマンションを水廻りを除いて全面改装しました。和室をのぞいて床はすべて無垢の木にすることになり、Kさんは色のきれいな「ブナ」を選びました。

書斎コーナー（パソコンやプリンターを置く机と本棚)

昨年マンションの管理規約が変わり、床は防音性能がLL-45等級相当のものしか貼れません。 床材を釘で止めるためにメーカーの乾式二重床方式でLL-45等級が取れている下地を使用しました 。壁は漆喰と和紙です。

カウンター内部

桧で作ったキッチン

桧製の下駄箱

扉の内側の傘たて

キッチン、カウンター、本棚、パソコンデスク、下駄箱は桧で特注。間取りの関係で短いI型のキッチンですが、向かい合わせにカウンターを作り、収納するもののサイズに合わせて、引き出しや棚のサイズを割り出し、とても機能的なものになりました。なべやフライパンを入れる引き出しは通気性を良くしています。
本棚は少ない面積で収納力が最大になるように配置し、費用を抑えるために、３本しか箱型にしていません。パソコンデスクはパソコンとプリンター２台が置けるような大きさにし、配築32年のマンションを水廻りを除いて全面改装しました。和室をのぞいて床はすべて無垢の木にすることになり、Kさんは色のきれいな「ブナ」を選びました。

予算の中で、いろいろと工夫し、予想以上に木を取り入れることができました。写真 はありませんが、Kさんの趣味のさおり織りの織機を置く部屋のクローゼットもパイプの位置 など、工夫しました。リビングに座ると、13階なのでとても風通しが良く、遠く金剛山や大阪 湾が見渡せ、最高のロケーションです。Kさんがこのマンションに住み続ける理由が分かったような 気がしました。