キッチンの床に柿渋を塗った杉を張る(千葉県船橋市)
2013.7.26
キッチンの床に無垢の杉を張ろう、と思い立ったNさん。けれども、キッチンの床 は水はねや調理中の落し物など、汚れやすいところ。そこで、昔、番傘などに使われてい た耐水性のある「柿渋」を、大工さんに張ってもらう前に自分で塗ることにしました。
左側は1回塗ったもの。右側は2回塗った床板です。
柿渋は、塗り重ねるごとに、色に 深みが増していき、無垢の杉材は柿渋の染み込みが均一でとても塗りやすく、すっかり、 塗装にはまってしまいました。が、柿渋は塗っている時は臭いが結構きついので、家族から はヒンシュクを買いました・・・
杉は、芯に近いところは赤っぽい茶色で、外側の木の皮に近いところは、白っぽい色です。
好みもありますが、クリヤーな塗料を塗ると、白いところと赤茶のところが縞々に見えます。
Nさんは、木目は見えて、色の差が目立たなくなって良かった、と柿渋を選択したことに満足しています。
キッチンの色がこげ茶なので、床が濃い色の方がマッチしたと思います。柿渋は結局 、5回塗り重ねました。そのお陰で、無垢の床でも、水が染みにくく、汚れも目立ちにくいです。日にちが経てば、臭いませんし、なによりもさらりとした足触りが心地よいそうです。
キッチン横の壁には、檜の無地を横に張りました。壁は明るい方が良いと思い、何も 塗っていません(汚れ防止に米ぬかオイルのみです)。木なので、簡単にねじくぎ( 実はセイロ用には竹くぎを付けています)などが取り付けられ、愛用のセイロや調味料 がおしゃれに飾られていました。