新婚夫婦のためのリフォーム（寝屋川市）

昨年秋にご結婚されたご夫妻の新居用に、御主人がご両親と住んでおられた実家の２階部分を一部改装することになりました。
改装にあたり、「床には天然木の無垢材を貼りたい」「壁は塗り壁にしたい」というのがお２人のご希望でした。
奥様の実家は「材木屋さん」ということもあり、子供のころより「木」に慣れ親しんで来られた様子。その「木」に対する思い入れを大 切にしたいとのことで床材の「松板」と天井の「杉板」は実家が用意して下さいました。６帖と８帖の二間続きの和室を居間として使えるように改装しました。床は松無垢板貼。壁は珪藻土塗り。天井は杉無垢板貼です。
有害物質が極力出ないように配慮された仕様のミニキッチンを造り付けで設置しました。
ミニキッチンには電気温水器と電磁調理器を組込みこみました。

押入れの内部も一部クローゼットに改装し、部屋の建具はすべて取り替えました。
夫婦で過ごす空間も落ち着いたものにしたい、ということから基本のイメージは居間と同じ。但し、予算の関係上、壁は和紙貼となりました。バランスを考えて、既存のスチール製のクローゼットドアをナラ材の建具に取り替え。ナラの面材で仕上げた造り付けの家具は、有害物質が極力出ないように配慮されています。

将来、子供室にも使える部屋ということで玄関の屋根部分に約４帖の小さな部屋を予備室として増築。
仕上げは寝室と同じです。少しでも広く感じるように、出窓を設置しました。