EG-Iパネルでリフォーム(八尾市)

 2013.7.25

今回のリフォームは「環境にやさしい」ことをコンセプトに行なわれました。

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まず、リビングの壁に貼られた材料は杉で、 もく(木)の会が開発に協力した「EG-i パネル」。
リフォーム前に部屋を採寸し、 ジャストサイズにカットしたパネルを採用。現場では、下から差し込んで止めていくだけなので施工時間が大幅に短縮 されました。現場で切る必要がないのでゴミがなく、あと仕事も簡単でした。以前はビニールクロスが貼られていたのですが、 リフォーム後の部屋を見て、当時を知っている人たちは歓声をあげたそうです。

施主はグリーンコーディネーター。2階のワークルームであらゆるジャンルの本をよみながら庭のデザインを考えます。 そのため、収納力のある本棚が必要でした。BOXの組み合わせで壁面ぴったりサイズになるシステム本棚を壁全面に配置し、 雑然と積みあがっていた本がすっきり収納されました。

床はヒノキを貼り、部屋全体が無垢の木で囲まれました。床に無垢の木を貼った人は皆、その足触りのよさに感激します。
写真の座卓の足は、エコキューブと呼ばれるスギのボックス。天板と組み合わせることによって、机にも飾り棚にもなる優れものです。

中央の写真は、2階のワークルームから屋上庭園を眺めたところ。施主が薦めている「省エネのための屋上緑化」を実践しているのです。  これは、土を使わない超軽量特殊緑化システムで、植生マット、防根シート、排水通気マット、給水管が組み合わされています。庭の向こうには生駒山系が連なり、無垢材で囲まれた空間には風が吹き抜け、リフォームをしてから、仕事に集中できるようになった、安眠できるようになった、と喜んでいらっしゃいます。

このワークルームに使われた木は10cm角の柱に換算すると、ヒノキが12本、杉が35本にもなりました。

[DATA]

分類: 戸建リフォーム。 設計/施工: (有)ホームアイ