DIYでリビングの床を杉に(福井県敦賀市)

 2013.7.25

奥様が花粉症で前々からカーペットが気になっていたIさんは、朝日新聞で自分で貼れる杉の床材があることを知り、 自宅のリビングを杉にすることを思い立ちました。

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 新聞に出ていた板は厚みが3cmあり、自宅の床に貼ると扉が開かなくなってしまいます。 同じ材で1cm5mmのものがある事を知り、購入を決めました。

お住まいは積水ハウスで2mモジュールのため、 リビングの巾は3m90cmあります。4mの材を部屋に合わせて10cmずつ切り落とし、実(さね)加工がしてある板を奥様と2人で 協力して入れ込みました。カーペットを剥がすとしっかりした板が貼ってあったので、板の上から飾り釘(真鍮くぎ)で止めました。
最後の1枚だけは長手方向の実部分(凸になっているところ)を切り落とさなければならず大変でしたが、回りは市販の巾木を使って止めたら、うまく納まりました。

無垢の床は水が染み込み汚れやすいので、メンテナンスのしやすいようにドイツの自然塗料系ワックスを自分たちで塗りました。12帖(約20㎡)のリビングの材料費は約10万円 (送料・税金込み)ワックスは約7,000円でした。大工さんに頼めば20万円以上はかかってしまいます。

素人としては我ながらきれいに貼れたととても喜んでいらっしゃいました。 奥様も杉の床は足が温かくて気持ちがいいです、とのことでした。

 

DIYワンポイントアドバイス

床板の止め方
普通、床板は長手方向に実加工(さねかこう、凹と凸になっている)がしてあります。
大工さんはその凸の部分に斜めに首を打って板を止めながら次の板を差し込んで行きます。

けれども、素人には斜めに釘を打つのは 難しいので、直接板の表面から直角に下の板に釘で
止める方法(脳天釘打ち、のうてんくぎうち)をお勧めしました。
この方法だと 釘の頭が見えてしまいますが、飾り釘(真鍮製)を使えばあまり気になりません。

飾り釘はホームセンターなどで手軽に買えます。
この方法なら、床だけでなく壁も簡単に貼ることができます。

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分類: 戸建リフォーム