桧にこだわった新婚夫婦の家
2013.7.21
客用の和室
新婚夫婦のための鉄骨二階建ての家です。2台分の駐車スペースが必要なため、1階部分は玄関と納戸、客用の和室だけです。
和室は、畳は敷いていますが、建具は洋室と同じ仕様にしています。
主な生活の場はすべて2階。
LDKと隣接する寝室は、建具で間仕切る開放的な使い方も提案しましたが、ベッドや家具を置くために壁にし、 壁の上部にガラスをはめ込んでLDKと寝室の天井を一体化しました。この工夫で空間に広がりを持たせることができました。
奥様がキッチンメーカーにお勤めだったので、キッチンは奥様がデザインされました。
【天井を一体化したLDKと寝室】
玄関はカエデの面材を使った玄関収納を製作、さらに窓をデザインして光に変化をつけ、明るい空間にしました。すべての床は、施主の希望でなるべく節のない桧の無垢材を張 りました。ドアは統一感を持たせるために、スリットを入れた同じデザインのものを桧で製作しています。
トイレの壁には調湿性のあるタイル(エコカラット)を貼りました。限られたスペースのなかで水廻りを出来るだけ広く取り快適な空間を作りました。 階段には桧のJパネル(無垢板の3層パネル)を使用しました。2階から屋上に上る部分は段板だけで、光が入るようになっています。
まだ、生活しだしてから1ヶ月あまりですが、気持ちよく暮らせている、とのことです