無垢の木や自然素材を取り入れたリフォーム3例
リフォームの依頼を受けた際は、出来るだけ多く無垢の木や自然素材を取り入れた提案をしたいと考え、取り組んで来ました。
そんな事例を3つ、紹介させて頂きます。
[設計施工:高橋空間工房 高橋定子]
【事例 1】
子ども達がいる暮らしの中で、大活躍したオーブンや食洗機が故障し、これからのおひとりの暮らしに添ったキッチンに生まれ変わりました。
オーブンやW=300の食洗機の撤去後に、新たに杉で引き出しを製作。
既存のキッチンの天袋や、フロアーボックスは、胴(箱本体)をそのまま利用して、扉だけを杉で製作し、取り替えました。
なんとも可愛い、素敵なキッチンが誕生しました。

リフォーム後のキッチン

リフォーム前のキッチン
【事例 2】
若いお二人の2度目のマンションライフです。
床は既存のフローリングに合わせて複合フローリングを張り、キッチンも既存の物を残しましたが、後ろにある収納を桧で製作しました。
全ての衣類・趣味の道具・寝具を収めた納戸やパントリーは、杉板(30mm)で収納棚を製作。
奥様のワーキングコーナーも新設し、棚は杉板(30mm)、机は桧板(35mm)で製作し、机の下に収まるようにキャスター付きの脇机も造っています。
間仕切建具は杉と月桃紙で製作しました。
お二人の気に入ったものだけに囲まれて、センスの良い暮らしを楽しまれています。

キッチンの収納

納戸

間仕切り建具
【事例 3】
2人兄弟の12畳の子ども部屋を、大きくなった子ども達の希望でそれぞれの個室に分割しました。
間仕切り壁は床・天井間に下地をし、杉板(12mm合いじゃくり加工)を両面から張りました。
また、お兄ちゃんには本棚、弟にはベットを杉板(30mm)を使って、出来るだけシンプルに製作しました。
建具は桧の枠に月桃紙を貼った引戸に取替え、もう一枚は杉の引戸を新設しました。
細長い部屋でも、自分だけの個室が出来て、子ども達はとても嬉しそうでした。

兄の部屋(本棚)

弟の部屋(ベッド) 月桃紙を張った引戸

杉の引戸
~大きな子ども部屋に間仕切り壁を作る様子~

リフォーム前

間仕切り壁施工中

間仕切り壁施工中