アウゼ見学会 2001年9月1日・2日
アウゼは白馬・和田野の森に音楽ホールや陶芸棟を持つ宿泊施設。 もく(木)の会会員、(株)アルプランの中川倶子さんが設計しました。宿泊棟は、本館・別館とあり、山荘風の洒落た建物です。昨年、音楽ホールが完成し、コンサートが催される、というので、見学会を開きました。
建物はオーナーが趣味で集めたハーブや山野草を配した中庭を囲んで配置され、周囲の自然に無理無く溶け込んでいました。内部は吹き抜け部分に暖炉が置かれゆったりとした雰囲気。
スキップフロアにして、傾斜地をうまく活用していました。
音楽ホールは天井部分に集成材でトラスを組み、正面の舞台の後ろに大きな開口部があって、背後の林が風景画のように見えます。 収容人数は120人。音響がとてもよく、見学会に飛び入り参加された音楽家は、こういう小規模な音楽ホールをもっと建ててほしい、と言っていました。
本館のテラスではアフタヌーンティーを楽しむことができます。
信州の澄み切った空気の中でいただくケーキやスコーンは、ことのほかおいしく感じられました。左端でサービスしてくれている女性が、アウゼのシェフ。夕食は本格的なコースのフランス料理で、食材に、白馬特産のバナナピーマンや紫米などが使われていました。(アフタヌーンティーは、宿泊料金には含まれていません。事前に予約が必要です。) 客室は、広めにとられ、特にバスルームが充実していました。ドアや家具は、中川さんがこだわったもの。部屋の天井をR型にして、やさしい感じをだしていました。 参加者は、「ここにいると、時間の流れ方が違いますね。」と感激していました。
翌朝は、快晴。バイキングではない、ちゃんとした朝食をとり、山登りに出かけました。
アウゼから黒菱平まで車で登り、リフトを2つ乗り継いで。そこから、ゆっくり高山植物を眺めながら八方池が見えるあたりまで登りました。お昼近くなって雲が沸き立ち、残念ながら、白馬岳や唐松岳は頂上まで見えませんでしたが、下方の村や雪渓はきれいに見ることが出来ました。 帰りはオリンピック記念館により、長野オリンピックの会場となった、ジャンプ台やスキー場、メダルを取った選手の写真などを見て帰りました。今回参加できなかった皆さん、是非、一度アウゼを訪れてみてください。命の洗濯ができますよ。
アウゼの連絡先
〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村大字北城4855-1
TEL 0261-72-2558
FAX 0261-72-4061