セミナー「元気な大阪再生~緑のマップづくり~」 2009年10月31日

セミナー 2009.10.31

平成21年10月31日、住まい情報センターとタイアップして大阪城周辺の「緑のマップづくり」のワークショップを行いました。 午前中にドーンセンターで樹木の特徴や見方のレクチャーを受けたあと、秋晴れの中、大阪城公園西の丸庭園で実習を行いました。 講師は森林インストラクターの齊藤先生。まず、木の幹の観察の方法を教えてくださいました。 次に葉の見方を習いました。 クスノキの下で、葉の特徴を説明。 クスノキの名前の由来は「くすしき木」。葉も枝も幹も良いにおいがするので、めずらしい・すばらしい木という意味だそうです。

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サクラの葉の付け根に蜜腺があるのはなぜか? それは、葉を食べに来た虫が蜜があるのでそこで止まるためである、とか、集まって来た虫を鳥が食べてくれるから、葉が食べられない、というような説明がありました。 木は上手に虫や鳥と共存しているんですね。

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好天に恵まれ、いろいろな木のお話を聞いて、楽しいワークショップでした。紅葉には少し早かったですが、ニシキギがきれいに色づいていました。

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最後に「帰ったら、是非、皆さんの住んでいる近くの木を見つけて、ずっと記録してほしい。 そうすることによって、大阪にはどんな木が適しているのか、その年はどんな気候だったのかがわかります。」と締めくくられました。 これを機に身近な緑を見直したいと思います。