梶 純子 / ATELIER KAI 

“ 折々の暮らしの断片は
振り返ってみると 風景のように思い起こされるもの ”
子どもの頃の体験からそんな風に感じています

建築は
人生の時間に豊かさを与えてくれる可能性のあるもの
目に見えない光や風を感じさせてくれたり
周辺の魅力を額縁のように際立たせて見せてくれたり
季節や時間の流れ 美しさを教えてくれます

素材は
感覚に影響を与えるものであり 感情をつくるもの

木は
木端や鉋屑のような小さくて薄いものから
塊感のある丸太や角材まで さまざまな大きさや姿かたちになり
手に乗せられるものから 命を守ってくれるものにもなります

自然由来の無垢な素材は (土・石なども同様に)
原初的で表現に広がりがあり 柔らかさ・強さのように
相反するような要素を併せ持つ魅力があります

建築空間の中でも
相変わらず 呼吸をしたり 調湿したり
永く人や時代と共に生き続けます
はじめにあじわいが湧き
時間と共にその思いが深まるようなものを
暮らしの中に ひとつでも多く提案していきたいと考えています

プロフィール

一級建築士
京都工芸繊維大学   卒業
大阪工業技術専門学校   卒業

1990~1999年   無有建築工房  勤務
2000~2004年   設計活動  等
2004年~           ATELIER KAI 一級建築士事務所   設立
2014年~     文草舎 の活動をスタート
        “ 暮らしのこと + 山とマチのこどもを繋ぐ ʼʼ
        この活動に建築設計も含まれるような
        イメージに向かいつつあります 

ブログ   https://www.instagram.com/kinmizuhikinote/  
     文草舎   風景と建築・暮らしの雑記帳

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