バスツアー『親子で体験!山に木を植えよう』 2010年3月14日

イベント 2010.3.14

3月14日は、良いお天気に恵まれました。そんな中、河内長野森林組合の奥野さんの山で桧を植えました。
植林を行う場所までは急な登りもあり、ペースが落ちる大人をよそに子どもたちは元気そのもので駆け上がっていきました。

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山道の両側は120~150年の杉の大木が立ち並び、明るい光が地面まで満ちています。手入れが行き届いた美しい山で、子どもたちはそんな山の空気に元気をもらったのかもしれません。

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「むずかしく考えなくても大丈夫!」と奥野さんに緊張をほぐしてもらったあと、植え方を教えてもらいました。竹の杭が打ってあるところに家族ごとに分かれて植えていきます。くわやスコップを初めて使う子どもたちもいたのかもしれません。それでも一生懸命穴を掘って桧の根を大切に拡げて埋め戻しています。その上からしっかり踏み固めてできあがりです。

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河内長野ではシイタケの種付けも経験させてもらいました。電動ドリルで1列に20㎝間隔で5つ程度、合計20個ほど穴をあけました。お父さんと森林組合の方が両側からしっかり「ほだぎ」を押さえて、子どもたちが力いっぱいあけていきます。そのあと木づちで種を打ち込みました。
「1年くらいしたら、シイタケが生えてくるから見においで」と奥野さんの奥様も子供たちに声をかけてくださいました。

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急な山道を上り下りし、植林を済ませた子どもたちは疲れ切っていたようで大学生ボランティアのおにいちゃんやおねえちゃんに「もう、家なんかつくりたくない。」と言っていたようですが、ミニチュアハウスの組立が始まるとまたまた大張り切り。みんなが植えた木が50年60年育ったら柱や梁になってこんなふうに家を支えていくと教わり大工さん気分で順番に組み立てていきました。

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大工さんの経験を丸太切りでもすることができました。春の日差しの中、広い森林組合の原木市場の中で丸太を切って磨きました。切った丸太をなでながら戻ってくる子どもたちには充分に木の温かさも伝わったようでした。

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今回、たくさんの方々が子どもたちのために休みを返上して準備してくださいました。山のみなさんに感謝の気持ちを込めて、これからも、山と街をつないでいく活動を継続していきたいと思った早春の1日でした。