１１月３日文化の日に、奈良の遷都１３００年祭の会場で『育樹祭』のプレイベントがありました。育樹祭とは、植樹祭で植えた木を「お手入れ」するという行事で、2011年は奈良で行われます。「木を守り育てる」という主旨から、私たちも呼んでいただき、もく(木)の会の活動を知らせたり、木の家の構造を知ってもらうために、ミニチュアハウスの組立を子どもたちと一緒にしました。

組立を始めると参加した子どもたちは、みんなヘルメットをかぶって大工さん気分です。まだ小さな子はお父さんに抱っこしてもらって一生懸命に木槌で高い位置の梁を落とし込もうとがんばりました。ミニチュアハウスが完成すると、梁にぶら下がったり杉の床に寝転がったりして大喜びでした。

会場内には大極殿が復元されていました。元の大極殿も１３００年前に木でつくられたものです。私たちの文化のなかでこれほど大きな役割を果たしていた木造の良さをこれからも少しずつみなさんに知っていただけたらと思っています。