完成見学会「奈良県産材にこだわった自然素材の家」  2007年3月11日

見学会 2007.3.11

奈良県産の杉材で構造の柱・梁を見せて、床や腰壁に杉板を張った家が完成し、見学会を開きました。

当日は、壁に貼った「吉野の手漉き和紙」を実際に漉いた植さんに来ていただき、和紙の原料となる楮(コウゾ)や三椏(ミツマタ)、和紙の中に漉き込んだ杉の皮などを見せていただきました。

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原料となる木からどのように和紙が出来るかを説明していただいた後、実際に漉いた和紙も見せていただきました。中に漉き込む材料で、微妙に色や質感が変わり、 手作りならではの繊細な技を見せていただきました。

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もう1人のゲストとして、玄関に塗り壁として使った竹粉の壁材「祥竹・豊竹」の開発に関わった高木さんに、竹の粉を使った壁材を開発することになった経緯や、壁材の特徴などをお話ししていただきました。見学会を行ったお宅には、煤竹(ススダケ)の粉を使用した壁材を塗っています。普通の竹の粉より色が濃い目で、とても落ち着いた雰囲気に仕上がっていました。