見学会「龍蔵寺本堂檜皮葺葺き替え工事」(8月1日)

見学会 2018.8.1

平成22年1月号のもく(木)の会通信「最新施工例」で紹介した兵庫県篠山市の龍蔵寺から本堂の屋根を伝統国宝の檜皮葺きで改修されるというお話を伺い、8月1日に見学させていただくことができました。

工事は主に檜皮葺・柿葺・茅葺の植物性屋根の施工されている村上社寺工芸社です。

檜皮は通常巾約15㎝、長さ約75㎝の物を下から上に向かって12ミリずつずらして貼っていくのですが、桧の皮を剥むいて出来た檜皮を切ったり繕つくろったりしてちょうどいい大きさにする作業や、竹釘を口に40本ほど含んで、舌先で向きを揃え1本ずつ押し出しながら打っていくという職人技を見せていただき感動しました。

檜皮を竹釘で打つ体験もさせていただきましたが、職人技には到底及びませんでした。足場に上り間近で重厚な檜皮葺を見て触れるという、めったにできない貴重な体験をさせていただきました。
ありがとうございました。