構造見学会「王寺のいえ」 2011年7月9日

見学会 2011.7.9

梅雨明け宣言が発表された翌日の7月9日(土)、「王寺のいえ」の構造見学会が行われました。 見学時は、棟上が終わり、屋根が掛けられ、筋交いなどが入れられたところで、柱や梁などの構造材がよく見られる状態でした。

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まず、設計者の相河から建物の概要について説明がありました。 土台と柱は奈良県川上村の「桧」が使われています。 通常は柱は105mm角が使われることが多いのですが、この家は120mm角が使われていて、大黒柱はなんと180mm角もありました。 梁は熊野古道沿いの「杉」です。 王寺のいえは、プレカットではなく手刻みで組まれているのが特徴で、相河は土台と柱の組み方(長ホゾ込栓)を模型を使って説明しました。

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その後、内装の説明があり、建具は無垢の木で製作、床は杉、壁は和紙、天井は杉板張りになるということです。 2階を見上げると、屋根裏のきれいな木組がよく見えました。 王寺のいえは長期優良住宅でもあります。 高い断熱性(省エネ性)や耐震性、維持管理の容易性等が確保された昔ながらの無垢の木の家です。

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