完成見学会「山ノ下のいえ」 2011年7月23日

見学会 2011.7.23

7月23日(土)、嵐山「山ノ下のいえ」の完成見学会を行いました。 外壁には塗装した杉板が張られ、屋根はガルバリウム鋼板が横に葺かれていました。 屋根の上には「そよ風」とよばれるパッシブソーラーの集熱板が載っています。

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玄関を入ると正面にギャラリースペースがあり、アート関連の作品展などの開催が夢の一つだそうです。 玄関の右手には、小さなテーブルが置ける程度のスペースがあり、お客様と気軽に話ができる昔ながらの玄関土間のような空間にしたいそうです。

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玄関を入ってすぐ左には工房となるスペースが。ここは、土足でもOKなように杉の足場板が使われていました。

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施主のくつろぎのスペースは2階です。 LDKには太い杉の丸太が立てられていました。 壁は、先日もく(木)の会が見学に行かせていただいた宇治の左官工房「さくあん」さんの漆喰塗りです。 お蔵のようなツルっとした仕上げで、出隅のRがとてもきれいでした。

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施主がもっともこだわったのが、「物見台」。 ここからは大文字の送り火が良く見えるのだとか。 ここに上っておいしいビールを飲みながら京都の街を眺められるなんて、なんて贅沢なんでしょう!

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LDKには薪ストーブを置くスペースも作られていました。 右奥に見えるのが、2階のトイレの目隠しのための格子戸で、枠を作らず金属の板に添って引けるようになっていて、とてもおしゃれな感じでした。

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暑い日でしたが、風通しが良く、漆喰と和紙でムシムシした感じがしませんでした。 京都の冬に「そよ風」というパッシブソーラーがどの程度効果があるのか、もう一度体験させてもらえたら、と思った見学会でした。