セミナー「木の家で地球にやさしい街をつくろう!」(2015年8月22日)

セミナー 2015.8.22

恒例になった大阪市立住まい情報センターとのタイアップセミナーを、今年も夏休みに子どもたちとその保護者の方を対象に行いました。1日通して子どもたちと一緒に活動をするというのは私たちとしては初めての試みでした。

今昔館見学s

まず午前中は、センター9階にある「大阪暮らしの今昔館」を見学。ここは江戸時代の大阪の街の一区画を再現したところです。間口の狭い敷地で寄り添うように生活をしていた昔の人々の知恵を感じたり、様々な工夫、例えば、火事の延焼を防ぐ「袖壁」や「うだつ」、風通しや防犯を考えた「格子窓」「虫籠窓」、商売のために工夫された「すりあげ戸」「はねあげ戸」興味深いしつらえをあちこちで見ることができました。その工夫を午後からの木の家づくりで 子どもたちがどのように表現するのか、計画段階から私たちの期待も膨らみました。

階段のある家 へっついさん

そしていよいよ木の家づくり。みんなの家を並べて街もつくりました。用意した木・かなば粘土・布などを使って思い思いの家をつくりました。午前中に見た天窓や煙抜き、へっついさんも子どもたちの手から紡ぎ出されて、個性的な家々が並びました。
いつものように見てもらった「なぜ木の家が地球にやさしいのか」という紙芝居とともに、狭い間口の敷地でも工夫次第で豊かな暮らしができるということが子どもたちのどこかに残っていそうで、「1日通し」のしんどさも飛びそうだと感じて終えることができました。

街並み2