タイアップセミナー「木の家をつくろう!~家の骨組みってどんなだろう~」 2012年7月21日

セミナー 2012.7.21

夏休みの初日、7月21日(土)に大阪南港ATCのエイジレスセンターイベントホールで住まい情報センターとのタイアップセミナー「木の家をつくろう!」を行いました。

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まず、木を使うことが地球温暖化防止につながる、ということを子どもたちに分かりやすく説明するため、紙芝居を使ってお話ししました。

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次にミニチュアハウスの組立て方を説明しました。 土台や柱に「い一」とか「ろ三」とか書いてあるのは、縦の通りを「い、ろ、は、に」横の通りを「一、二、三、四」と数えて、部材をどの場所で使ったらいいか分かるようにしてあるんだよ、と教えました。 また、前回は伏せ図を使って組立て方の説明をしたのですが、小学生には難しすぎたのではという反省から、写真のような「アイソメ」を準備しました。 そして、自分が組み立てた部材を捜して、保護者の方とお子さんが赤いシールを貼ることで、より木の家の構造が理解しやすくなるような工夫をしました。

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さらに、今までは子どもたちと保護者の方々は別々に座ってもらっていたのですが、今回はいっしょに座ってもらって、ミニチュアハウスで使用している樹種について色や香りを観察してもらい、どちらが桧でどちらが杉か当ててもらうクイズも出しました。

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組み立て方、木の種類が分かったところで、いよいよ木の家の組立です。緑チームと黄色チームに分かれ2つのミニチュアハウスを組み立てていきました。
① 土台を組む ② 柱を建てる ③ 梁を架ける ④ 棟木を架ける ⑤ 床板を敷く ⑥ 垂木を載せる

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今回の参加者は低学年が多く、身長が足りない子どもさんもいましたが、台に乗ったりしてがんばって木づちで叩き込みました。

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完成した後は、ミニチアハウスの中に入って記念撮影。釘を一本も使わないで組み立てているのに、子どもたちがぶら下がってもビクともしません。 ミニチュアハウスの組立をしてもらうのはもう5回以上になりますが、いつも子どもたちは楽しそうで、必ず家の中に入るとなかなか出てきません。

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記念撮影の後、壁の仕組みを説明しました。 今では少なくなりましたが、もく(木)の会がこだわっている自然素材仕上げの壁(漆喰、杉板、和紙仕上げ)のミニチュアを見せました。 最後に玄関引き戸、障子も入れました。こちらも本物の木を使っています。

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「ミニチュアハウスの組立が楽しかった人、手を挙げて!」というと威勢よく手が上がりました。 参加してくださった保護者の方からは、「とても面白かったです。建物の表面の事だけじゃなく、普段見えていない基礎や柱や梁について子供に体験させてもらえて良かったです。」とか 「子ども達が自分達で力を合わせて組み立て、木の重みやぬくもりを知る事が出来てとても良かったです。」という感想をいただきました。 子どもたちに木の家のしくみや感触を伝えたい、と始めた体験セミナーですが、回を重ねるごとにアイデアや追加の模型を加え進化してきたように思います。