ワークショップ「三和土(たたき)をたたこう」 2005年10月1日(土)

ワークショップ 2005.10.1

家をもく(木)の会で新築したHさんは、昔の土間のように土をたたいて仕上げる三和土(たたき)で玄関を仕上げたい、と思い立ち設計者に相談しました。そこで、もく(木)の会のメンバーの知り合いの左官職人に相談し、いろいろな土のサンプルを作ってもらいました。三和土は使う土によって色が違うからです。Hさんはサンプルの中から上品な赤い土を選びました。
三和土に使う土は、適度に粘土を含んでいることが大切で、今回は左官職人の方が、奈良県の三輪山の近くの土を持って来てくれました。右上の写真は、土だけではしっかりと固まらないので、にがりとワラスサを混ぜているところです。

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土が準備できたら、いよいよ「たたく」番です。今回は三和土の厚み8cmに仕上げますが、一度に全部敷き詰めるのではなく、2~3cmづつ土を敷き、板や丸太に棒を取り付けた道具を使って、皆でたたいて行きました。壁との境目までしっかりたたくのはなかなか難しかったですが、Hさんの子供たちも参加して和気あいあいと作業が進みました。1回目の土が適度に乾いてからでないと次の作業ができないので、完成は夕方になってしまいました。また、赤い土の色を生かすために、混ぜる砂を極力少なくしたのが災いしてか、次の日に表面が割れてしまいました。

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後日、もう一度全部土を集め、砂の量を増やしてたたいたところ、今度はうまく行きました。ひびが入ってしまったときはがっかりしましたが、土は剥がしてもう一度混ぜれば使えるので、環境にやさしい素材だとつくづく思いました。自分たちでたたいた玄関は、「ただいま!」と帰る子供たちをやさしく迎えてくれることでしょう。